さくら広場 感動と落胆のハーフハーフ
こんにちは、ムギです。
オコをつれてオットちゃんと三人で初花見散歩をしてきました。
場所はさくら広場
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有名な建築家の設計した広場です。
2006年に、ソメイヨシノを505本植えたそうです。
見取り図を見た感じですと、学生の課題作品みたいな印象。
こんな無機質に桜を並べて空間として成立するのかしらと。
instagramで訪れた人たちの写真を見ると桜の開花が綺麗そうなので実際はどんな感じなのかを見たいと思い出かけました。
平日に行きましたがたくさんの人でにぎわってました。都心と違い、ぎゅうぎゅうで困るほどではありませんでした。
入口周りは桜がほぼ満開。空の青に映えてとっても綺麗。
桜の背丈が低い上に、枝を下へ伸ばすように剪定しているようで、満開の桜の枝の横に顔を並べて写真を撮る事が出来ます。
眠っているオコの顔を桜の花のアップと同じフレームに入れて写真を撮る事が出来てとっても感動しました*
写真を撮る時、出来るだけ周りに他の人が写らないようにしたいと思い、あまり人が居ない方へと移動して行くと、だんだん桜の手入れが適当になって行くのです。
ひどい物になると、桜の木にキノコが生えていました。老木ならいざ知らず、まだ植えて10年くらいでキノコが生えるという事は相当弱っています。
広場の半分くらい、人がよく通る場所を重点的に手入れをしているみたいです。
広大な敷地に碁盤の目でびっしり桜の木を植えているのですから管理する人は相当大変なのではないかと思いました。
木と木の間隔が5 m位しかないので、成長して行ったときに根っこの行き場がなくなるであろう事も容易に想像がつきます。
広場という名前ですが、どのスペースも人が歩く以外の動作が出来ないくらいの幅しか有りません。
ゆっくり腰掛けて桜を眺めたくても、3人掛けのベンチが8台。少ないですよね。。。
飲食も禁止。
桜の開花する1週間くらいはにぎわいますが、その他の時期はほとんど人はいないのではないでしょうか。
とっても広いけれども、桜にとっては窮屈で、広場としても人々が憩える環境にはなっていない。ひどい設計です。
それでもけなげに生きている桜はとっても綺麗でした。
風に運ばれて芝生に生えているタンポポもかわいらしかったです。
人工物を作る事は、自然の、地球の上に被せている訳で、人工物のみで成立するのではないという事を突きつけられた気がしました。
人工物=日常
自然=生命の誕生と死
に置き換えられるようにも思えました。切り離しては考えられない。でも現代の日本社会では切り離して生きている。両方が引き立て合う形で生きる事は出来ないのだろうか。
女性の育児と仕事や家事の両立がスムーズに出来る社会になる日が来たら、男性も女性も自然の一部としての日常を謳歌出来るようになるのかもしれないな。
今の日本の働き方は、男性が仕事、女性は子どもが出来たら育児。が少し変形し始めた状態で、まだまだ全然窮屈な状態。
そんな日が来るようにちょっとでも変われるように、変化を自分もして行きたいな*